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保護者向けインターネット・情報モラル講座を受講しました

3月17日に開催されたインターネット・情報モラル講座に参加してきました。

講師はNPO法人企業教育研究会の市野敬介さん。

市野さんによれば今回の講座内容は世界!で2回目とのこと。
で、世界初の開催は4日前の我がちば子ども学研究会で開催した講座なのです!
この記念すべき世界初の講座責任者だったのですが、まさかのインフルエンザで、欠席007.gif

「おもしろかったのに残念なことしたね~」という声に涙していたのですが、早くも受講のチャンスをいただき、治癒証明も出たので、小雨降る中、出かけてきました。

この講座のポイントは2つ。

①デジタル教科書を小中学校で導入することを念頭に、参加者全員が1台ずつiPadを使って体験する

②ネットトラブルの実例とそのトラブルを防ぐ3つのカギを学ぶ

まずは①のiPad体験について

前回の私たちの会での講座ではiPadの操作方法でかなりの時間を費やしたそうですが、今回は半数の方がiPad経験者のようで、おっかなびっくりの初体験は私くらい?
でも隣の方が自前のiPadを持っていたので、すかさず何かというと「これどうするんですか?」と聞きまくり…お世話になりました。

実際に体験してみて、近い将来、子どもたちがiPadなどを取り入れた授業を受けるという事に対して複雑な思いがしました。

確かに授業は楽しくなるし、いろいろな可能性がありそうで、メリットも多いと思います。

ある問いに対して全員が一斉に答え、それが一つの画面に瞬時に現れる。
その答えに対して、教師が問いかけをしてそれぞれの考えを発表。

そして解説や専門家のアドバイスを示していく。

まさにクイズ番組のような形式。

授業は活気づくだろうな。

だけど、技術が進めば進むほど、先生の技量の差がはっきり出てきそうな不安を感じるのです。

同じようなクイズ番組だけど、司会者、進行役によって魅力が半減してしまうように…。

そんなに使いこなせる先生がいるのかな?
あるいは使いこなせるように学ぶ時間が先生にあるのかな?

子どもたちが学校で「調べ学習」と称して、インターネットをただ検索して貼り合わせ完成!と学んでいる姿に大いに疑問を感じた経験があるだけに、不安です。

そもそも授業ってなんだろう?学ぶって何?

なんか根本的なところから疑問がわいてきました。むずかしいなあ。


さて、②のネットトラブルと対応について。
これについてはiPadを使って体験したことによって、話を聞くだけよりずっとわかりやすく感じました。

無料プレゼントと思ったら、会員登録料5万円を請求されてしまった。
この場合、支払わなければいけないのか?

答えは、支払わなくてよい。

根拠は法律によって消費者が守られているから。

知らないでいると損をしてしまったり、必要以上に怖がったり。

トラブルを防ぐ3つのカギは
 ①構造を知る
 ②法律を知る
 ③対策を知る

保護者はもっとこの「3つのカギ」を知ったほうが良いと思います。
その講座としてこのiPadを使った内容は非常にわかりやすくふさわしいと思いました。

ただ、どうやって保護者に受講してもらうかが最大の問題。

「正しいだけの講座」にはまず人は集まりません。
なんか楽しげだったり、オイシイ感じのタイトルにしなくっちゃ!
子ども学でやるならどうする?なんてことを考えています。

多くの事を学んだ講座でした。市野さん、どうもありがとうございました。
by kodomogaku | 2012-03-18 19:47 | 会員のひとこと