2012年 05月 13日
今年度の子どもなんでも体験隊の第1回目「日食観測グッズ」を作りました!
今回の募集に対し2倍以上の応募があり、見事に当選した36名の小学生たちと全8回活動していきます。
第1回目は、来週21日に金環日食が観測ができるという事で、特別に科学館の職員さんによる「日食観測グッズ作り」となりました。
まずは金環日食の説明です。
日食とは月が太陽と地球の間に入り込み、月が太陽を隠してしまうことによって起こる現象で、金環日食では、地球から太陽が月より大きく見えるので、太陽がリング状に観察できるそうです。
数年前に話題になった皆既日食のときは、太陽の光が遮られあたりが暗くなったようですが、今回は日食になっても、雲で隠れたかなと感じる程度だとか。
だから太陽の光は強烈なので、直接太陽を見ることは大変危険です。
昔々、私が小学生の頃にも日食を見た記憶があるのですが、当時色つきの下敷きで観察しようとか、ガラスをすすで黒くして観察しようと教わりました。が、それはNG×!
絶対にやってはいけないことだそうです。
科学の進歩ってやつをこんな時に実感するとは…。自分が骨董品になった気分です。
さてさて、そんな理由で最近スーパーなどでも日食グラスを売っているようですが、今回は更に安全な方法で日食を観測できるグッズを教えていただきました。
「ピンホールビューワー」
名前の通りピンホールを通った太陽光を映して観測するものです。
主な材料は紙コップ3個とポスター!? なんてお手軽なんでしょう!
低学年の子どもが多いことを考慮して科学館の方が下準備をしてくださったので、子ども達も楽しげに作っていきました。
ピンホールビューワーが完成すると駐車場に出て、観測の予行練習です。
なにしろ金環食の時間は5分足らずですから!
千葉では173年ぶりの金環日食。
欠けはじめは、6:19。
金環食開始は、7:32。
金環食終了は、7:37。
食の終わりは、9:03。
次に日本で見られるのは18年後に北海道で。
さあ、5月21日は早起きをして、東の空を観察しよう!
by kodomogaku
| 2012-05-13 17:35
| 2012年度体験隊